配当性向ってなに?配当株式投資で確認しておきたいポイント
配当性向とは、企業が実際に稼いだ利益のうち、どの程度を株主に配当金として還元するかを示す指標です。
つまり、企業が稼いだ利益のうち、一部を自己資本に留保することもありますが、その留保率が低ければ低いほど、配当性向は高くなります。
配当性向は、企業の収益性や成長性、業界の構造などによって異なります。
高成長の企業や新興企業は、事業拡大や研究開発などに資金を投じる必要があり、留保率が高くなる傾向があります。
一方、安定的な収益を上げる企業や成熟した企業は、配当性向が高くなる傾向があります。
配当性向が高い企業は、配当金の安定性が高く、投資家からの人気も高まります。
一方で、配当性向が低い企業は、将来の成長や事業拡大を見越した投資家からの期待が高い場合があります。
また、配当性向が高い企業は、株主還元が積極的であるとみなされるため、株価の上昇につながることがあります。
ただし、過度に高い配当性向は、企業の業績悪化や将来的な投資に対する資金不足につながる可能性があるため、適切な配当性向の設定が求められます。
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